A1.新大阪教室の50時間のトレーニングで、初めて読む文章での読書スピードの伸びは、平均すると4〜5倍を記録しています(主に社会人の方を対象)。中には早い段階で読書スピードが10倍以上にまで、伸びる方もいらっしゃいます。
まず、正しく音読・黙読で文章が理解できて、一定期間のトレーニングを積める方であれば、誰でも読書スピードは伸ばせます。トレーニングによって、音声変換をしないで、言葉の意味を読み取れる新しい回路を脳内に生成していくことで、速読を身につけられる訳ですが、その回路が新たにできるのには、トレーニング時間として30〜50時間かかることが統計からわかります。
もともと右脳を活用することが求められる環境にいた方や、平行して幾つもの処理を行うことに長けている方、小説などを普段から大量に読まれている方などは、新たな脳内回路をつくりやすく、早い段階で速読を習得される傾向にあります。
A2.速読のトレーニングでは、パソコンを使いますが、画面のバックは黒色で、文字が白色です。白光の割合が極端に少ないため、パソコン画面を見ていて疲れると思うのは、トレーニング自体に慣れていない初期の3〜4回だけです。
普段パソコンを使ったり、テレビを見たりする時は、近い距離で見ようとするために、ものを見るときのレンズに相当する水晶体(※)を厚くする必要があり、そのために毛様体筋が緊張状態になります。一方、遠くを見る時は、水晶体を薄くする必要があり、毛様体筋は逆に緩和状態となります。
パソコン画面で文字を見る時は、絵を見ている時のような見方でリラックスして見ることをアドバイスしています。絵を見ている時の見方とは、遠くの景色を見ている時の見方に似ており、毛様体筋は緩和状態となるので、正しい見方ができていれば眼は疲れません。
トレーニング初期に疲れると感じる場合は、眼筋力不足か、パソコン画面で高速に流れる文字を見ている時にも、文字を読もうとする意識が強いと考えられます。
視力低下の原因は、眼に運動をさせないことが第一に考えられます。ここでいう運動とは、遠くを見たり、適度に眼を動かしたりすることを言います。速読のトレーニングによって、眼精疲労が取れるだけでなく、実際に視力が回復される方もいらっしゃいます。
※水晶体・・・・水晶体は両凸レンズの形をしていて、毛様体筋によって厚さを変え、網膜に映る像のピントを合わせる働きをします。
A3.はじめの質問であるように、複数字をまとめて認識する読み方が、無意識にできるようになれば、「視読」という読み方が定着しており、速読を習得していると言えます。まず、読書スピードが落ちることはありません。
ただ、複数字をまとめて認識する読み方ができるようになるまでに、速読トレーニング期間を大きく空けてしまった場合は、ゆるやかに読書スピードが落ちる可能性があります。が、その場合でも、少しトレーニングをこなせば、その勘はすぐに取り戻せます。効率のよい速読習得を目指すなら、トレーニングペースは、週1回以上は保つべきです。
A4. A1をご参照下さい。
A5.週1回以上のペースで通われることをお勧めします。 週2回、3回と増えれば、習得効率は更に上がります。しかし中には、週1回のペースを保つのも難しい多忙な方もいらっしゃると思います。そういった方は、家でのトレーニングをインストラクターから指導させて頂きます。週1回以上のペースで来られている方にも、家でのトレーニング方法はお伝えしています。速読を習得するには、小さな積み重ねがとても大事です。
A6.従来の読み方から、新しい読み方へ移行させるには、訓練する時間が必要です。「読む」ということを意識すればするほど、視野は狭まってしまい、本来速読に必要な、まとめて文字を認識できるだけの広い視野は身につきません。
そこでトレーニングではなるべく読むことを意識しないでいいように、読み慣れた文章を教材として使用します。
野球やテニスで、正しいフォームを身に付けるためにバットやラケットを何回も振って、正しいフォームを体(実際には脳)に覚えこませるのと同じことを速読トレーニングでも行うのです。読み慣れた文章で読み方が定着してくれば、初めて読む文章に対しても同じような読み方が実践できるようになります。
A7.「斜め読み」や「飛ばし読み」は、ポイントになりそうなところだけを拾い出して読み、それを思考(左脳的処理)により、つなぎ合わせたり、類推したりすることにより、内容を把握していく読み方です。そのため、内容把握については、必ずしも的確であるとは言えない時もあります。 対して速読は、一字ずつ目で追っていく訳ではないので、通常より速く読めて、しかも理解度は、従来の読み方の時と変わりありません。
A8.速読トレーニングにより、複数字をまとめて認識するトレーニングを行います。慣れてくれば、20字、30字と一瞬で理解できるようになってくるので、読み方そのものが変わってきます。
速読を習得していない段階で、速く目だけ動かそうとすれば、理解度は落ちますが、習得できれば、一瞬で理解できる文字数・単語数が増えるので、理解度は維持したまま、繰り返し読むことも苦にならなくなってきます。また、勉強の復習などで活用すれば、繰り返すことで理解度はより増してくることが実感できるはずです。
A9.当教室では、小学生から、60歳以上の方も通われています。インストラクターの言っていることが理解でき、文章が読める年齢であれば習得には問題ありません。
ただ、年齢で言うと、15歳になるぐらいまでは、人間の脳は、右脳優位であり、左脳が右脳に遅れて発達することがわかっています。左脳は言語脳、右脳はイメージ脳です。複数字まとめて理解する読み方ができるようになるには、並列処理する能力、イメージ力が決め手になることから、普段から、右脳優位でいる15歳までの子供達は、大人より、速読習得にかかる時間は短くて済みます。
A10.視力が悪くても問題はありません。速読習得者に眼のいい方も悪い方もいらっしゃいます。
速読トレーニングは、読書スピードアップだけでなく、目に見えない副産物をたくさん生み出します。速読トレーニングにおいて、眼筋力を鍛えることは必須ですから、自然と眼の筋肉は鍛えられ、疲れにくい目になり、眼精疲労も取れ、中には視力にまで好影響を及ぼす方もいらっしゃいます(Q2でも関連事項記載)。
文字が見えるのであれば裸眼でトレーニングを受けることをお勧めします。眼を速く動かすトレーニングもありますので、コンタクトを使用している方は、トレーニングの間は、メガネ着用にされるか、外して頂くようお願いしております。
A11.心理学者 エビングハウスの忘却曲線にもあるように、時間をかけて、じっくりと読書や勉強をしても全てのことを1度で記憶するのは難しいことです。そういった記憶を定着させるためには、速読による短時間の反復学習が非常に効果的です。また、仕事上でも書類やメールの文章が速く読めるうえ、大事なところの読み飛ばしなども少なくなったという方もいらっしゃいます。
学習能力=処理速度×知識量と言われています。速読トレーニングで処理速度をアップさせ、効率のいい勉強法を目指しましょう。
A12.速読トレーニングでは、高速で流れる文字を“見る”ことにより、右脳を活性化させます。実際に速読を習得した人は文章を読む時に、言語を司る左脳ではなく、右脳が働くようになります。普段使わない右脳を使うことにより、イメージ記憶力・直感力・芸術性などの能力が鍛えられます。
A13.読書スピードには、文書処理能力と語彙力が関係しています。英語やフランス語などの外国語の語彙力が日本語と同等ぐらいある方であれば、少し慣らせば速読はできます。しかし、全く語彙力のない方が外国語でも速読を行うのは無理があります。子供が読むスピードがどんどん上がっても、わからない漢字があれば、その部分は理解できないことと同じです。
A14.記憶のなかで、文字記憶量:イメージ記憶量の比は、1:10000と言われています。速読トレーニングで読書スピードが10倍近くか、それ以上にまで伸びた方は、既に、文章をイメージで理解できるようになっており、記憶にもしっかり残るようになります。
ただ、速読トレーニングでは、まず“見る”能力を上げていき、遅れて理解力・記憶力が上がっていくようになります。始めから記憶力をよくしようと思って速読トレーニングに望んでしまうと、速読の読み方を習得するところで、足踏みしてしまいますので、記憶力は後から良くなってくるという認識で、トレーニングに望む方が良い結果がついてきます。実際に、記憶法のトレーニングはレベルが上がるにつれて、徐々に導入していく形を取っております。